ありがとう、あなたが私の金メダルでした。
2014年02月21日
真央ちゃんおめでとう!
やったね真央ちゃん!
ありがとう、あなたが私の金メダルでした。
ありがとう、あなたが私の金メダルでした。
2014年02月06日
猫ジャッジになるために
今日はとってもキュートで面白い2匹の猫さんのブログ
「ほっこり猫生日記」http://plaza.rakuten.co.jp/doranyanlife/より転載します。
可愛いどららちゃんとまおちゃんの会話でフィギュアスケートの勉強しましょ〜♪
猫ジャッジになるためにhttp://plaza.rakuten.co.jp/doranyanlife/diary/201401130000/
転載開始ー
※補足
漕ぎ(クロスカット)は少ない方が良いという明確なルールが
あるにもかかわらず、漕ぎ回数が断トツの割に
男子より高い評価を受けている選手が約1名いる
※補足
「アマノッチ」=天野真
1995年世界選手権SP予選落ちの元選手
SPでは同じ技の繰り返し(やり直し)は無効というルールを
知ってか知らずか
失敗してシングルになったダブルアクセルジャンプを
もう一度跳び直すという驚くべき演技をし
28位に終わりフリーに進めなかった
その後ペアに転向させられ長野五輪に出場するも
ジャンプやリフトをほとんど成功出来ず
最下位(20位)に終わるという輝かしい功績を残し引退
※補足
たとえ国際大会で最下位であろうが
一応ナショナルクラスの選手であれば資格を取れる
ジャンプの回転が足りているか不足しているかを
一瞬で見分けるもの凄い動体視力の持ち主
※補足
指パッチン!
※補足 くの字スピン
ぐらぐらスパイラル
(別名:ヒコーキぶ〜んスパイラル)
消えるステップ
KYが得意とするステップらしきもの
のろのろスピードで必ず途中で止まる
SPとフリー、もしくは前シーズンのステップが
クリソツという特徴がある
つなぎなのか、ステップなのかシロートには見分けが難しい
※補足
「アンダー・ザ・テーブル」
日本語でいう「袖の下」のこと
http://www.youtube.com/watch?v=T9YihP25keo
アップ主さま、ありがとうございます
全ての選手に公正なジャッジを!
転載終わりーdorara923さん、ありがとうございました。
「ほっこり猫生日記」http://plaza.rakuten.co.jp/doranyanlife/より転載します。
可愛いどららちゃんとまおちゃんの会話でフィギュアスケートの勉強しましょ〜♪
猫ジャッジになるためにhttp://plaza.rakuten.co.jp/doranyanlife/diary/201401130000/
転載開始ー
※補足
漕ぎ(クロスカット)は少ない方が良いという明確なルールが
あるにもかかわらず、漕ぎ回数が断トツの割に
男子より高い評価を受けている選手が約1名いる
※補足
「アマノッチ」=天野真
1995年世界選手権SP予選落ちの元選手
SPでは同じ技の繰り返し(やり直し)は無効というルールを
知ってか知らずか
失敗してシングルになったダブルアクセルジャンプを
もう一度跳び直すという驚くべき演技をし
28位に終わりフリーに進めなかった
その後ペアに転向させられ長野五輪に出場するも
ジャンプやリフトをほとんど成功出来ず
最下位(20位)に終わるという輝かしい功績を残し引退
※補足
たとえ国際大会で最下位であろうが
一応ナショナルクラスの選手であれば資格を取れる
ジャンプの回転が足りているか不足しているかを
一瞬で見分けるもの凄い動体視力の持ち主
※補足
指パッチン!
※補足 くの字スピン
ぐらぐらスパイラル
(別名:ヒコーキぶ〜んスパイラル)
消えるステップ
KYが得意とするステップらしきもの
のろのろスピードで必ず途中で止まる
SPとフリー、もしくは前シーズンのステップが
クリソツという特徴がある
つなぎなのか、ステップなのかシロートには見分けが難しい
※補足
「アンダー・ザ・テーブル」
日本語でいう「袖の下」のこと
http://www.youtube.com/watch?v=T9YihP25keo
アップ主さま、ありがとうございます
全ての選手に公正なジャッジを!
転載終わりーdorara923さん、ありがとうございました。
2014年02月04日
作曲家中村洋子先生の素晴らしい記事
これはバンクーバー五輪女子フィギュア後の2110年2月27日
作曲家中村洋子先生のブログ「音楽の大福帳」http://blog.goo.ne.jp/nybach-yokoに掲載されたものです。
私の《浅田真央&キムヨナさんへの感想》が、「東京新聞こちら特捜部に」掲載
http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko/e/ec81a0d00dc2e30616992d4c42492f05
転載開始ー ■楽しいやら、悲しいやら色々なお話■
■私の≪浅田真央&キムヨナさんへの感想≫が、東京新聞「こちら特報部」に掲載■
10.2.27 中村洋子
★昨日お昼前、「バンクーバー五輪、女子フィギュアシングルの演技、
特に、浅田真央さん、キムヨナさんの ≪ 音楽と演技 ≫ について、
感想をお聞かせください」という、突然のお電話が、
東京新聞「こちら特報部」から、ございました。
★普段、ほとんど見ないテレビですが、せっかくのご依頼でしたので、
真剣に2時間あまり、リンクで舞われる美しい演技の数々を、
拝見いたしました。
★本日の東京新聞朝刊、「こちら特報部」の右ページに、
≪芸術性では「浅田真央勝利」≫という見出しで、
私がお話しました内容と、衣装面でのコメントを加えた記事が、
7段で大きく、掲載されていました。
★最初の文は、
「浅田選手の方が、芸術性が高かった。
金選手は大衆性で観衆の受けも良かったけど、
音楽家からすると『無難だが単調な金』より、
『挑戦してミスした浅田』のポイントが高い」。
★お電話では、浅田さんのすばらしいリズム感についても、話しました。
技を出さずに、氷面を滑走している時の彼女の肩には、
音楽の拍子とピッタリと一致した、小刻みな動きが見られました。
これが、観客を飽きさせず、彼女と一体となって、
「4分間」を楽しませる原動力であると、思います。
演技する浅田真央さんの呼吸と、観客の呼吸とが、一致するのです。
観客も、自分自身が演技しているように思ってくるのです。
これが、芸、あるは芸術、技でしょう。
これは、音楽や舞台芸術でも、同じです。
★キムヨナさんも、素晴らしいですが、
大技と大技との間の滑走で、一瞬、
リズムが消える時が、何回かありました。
次の技の準備のために、途切れてしまうのです。
★音楽、例えば、フーガの例を出しましすと、緊張感を伴うのは、
大技に相当します「主題の提示部」、
これは、第一、第二、第三提示部と、続きます。
その緊張を解きほぐすものとして、提示部と提示部をつなぐ、
エピソード(嬉遊部)が、あります。
★実は、ここの処理が、演奏上、一番難しいのです。
聴いている人を、リラックスさせなければいけないのですが、
演奏者自信が、リラックスしてはいけません。
★最新の注意をもって、聴く人の呼吸を、自分の呼吸と、
一致させるような、テンポとリズムを保ち、
次の大技(提示部)へと、向かっていくのです。
キムヨナさんは、この嬉遊部を
大きな高揚感へと、結び付けることがなく、
平坦な印象を、与えがちです。
★最高得点を獲得した彼女の、次なる課題は、
そこにあると、私は思います。
現状のままを繰り返しますと、すぐに飽きられることでしょう。
★クラシック音楽のコンクールでも、
全く同様なことがいえると、思います。
音楽の場合、コンクール入賞は、単に出発点でしかなく、
その後、どのような音楽を作りたいか、どう燃焼していくか、
本人がコンサートや録音、作品で、一生世に問うていくことが可能ですが、
スポーツの世界は、極めて限られた短い現役期間に、
自分を、表現しなくてはならないうえ、
音楽コンクールと同様、審査員が完全に公正であるとは、
言い切れない面も、あるようですので、
昨日は、美しいものを見た、という感動とともに、
溜め息も、ついたのです。
★クラシック音楽の例えば、ピアノの場合、
ここまで、崇高なレベルに達することができるのかと、
言えるほど偉大な演奏、
例えば、エドウィン・フィッシャー、ヴィルヘルム・ケンプなどの
大芸術家が、若干のミスタッチなど、ものともせず、
自分自身の世界を築き上げた、演奏録音に対し、
日本のCDの解説では、相変わらず、
“現代のピアニストと比べると、テクニックが劣っている”などと、
愚かな孫引きを、繰り返し、貼り付けています。
★戦前、戦後直後のころの録音は、現代のように、
修整に修整を重ねた、お化粧美人のような演奏ではなく、
ほとんど、1回勝負です。
そこで、若干のミスタッチがある、ということは、
“若干のミスタッチしかなかった”ということで、
いかに、恐ろしいほどの“テクニック”で
あったか、という証明でもあるのです。
★これは、浅田真央さんの演技を見て、スケートに全く無知な私が、
体が一瞬ぐらついたから、この人のテクニックは劣る、
と論評するのと全く同じであり、不遜である、と思います。
★上記のような批評や、CD解説を読んだ場合、
まず、それを書いた人の名前を覚え、
以降は、その名前で書かれている著作物は、信用しないのが、
無難で、無視すべきでしょう。
★余談ながら、冬期オリンピック・フィギュアとは、
不思議なご縁が、あります。
4年前のトリノ五輪で、荒川静香さんが感動的な金メダルを、
お取りになり、まだ熱気も冷めやらぬ翌々日の土曜日、
exhibitionで、彼女の優美な“イナバウアー”をもう一度、
披露されました。
日本中が、湧き上がっていました。
その同時刻、NHKFMラジオ「名曲リサイタル」で、私の作品が、
放送されていました。
ギターの斉藤明子さんにより、独奏曲「夏日星」が演奏されました。
★30分を越す大作で、斎藤さんへのインタビューもあり、
とても、いい番組でした。
放送後、親しい皆さんに、お電話で感想をお聞きしましたところ、
半数ほどの方が、「家には、いたのよ・・・」。
きっと、“イナバウアー”に酔いしれていらっしゃたのでしょうね。
次回の五輪フィギュアでは、また、新たな面白い出会いが
あるかもしれません。
楽しみであると同時に、どんな観客を魅了できる才能と
出会えるのか、待ち遠しく思います。
転載終了ー中村洋子先生、ありがとうございました。
作曲家中村洋子先生のブログ「音楽の大福帳」http://blog.goo.ne.jp/nybach-yokoに掲載されたものです。
私の《浅田真央&キムヨナさんへの感想》が、「東京新聞こちら特捜部に」掲載
http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko/e/ec81a0d00dc2e30616992d4c42492f05
転載開始ー ■楽しいやら、悲しいやら色々なお話■
■私の≪浅田真央&キムヨナさんへの感想≫が、東京新聞「こちら特報部」に掲載■
10.2.27 中村洋子
★昨日お昼前、「バンクーバー五輪、女子フィギュアシングルの演技、
特に、浅田真央さん、キムヨナさんの ≪ 音楽と演技 ≫ について、
感想をお聞かせください」という、突然のお電話が、
東京新聞「こちら特報部」から、ございました。
★普段、ほとんど見ないテレビですが、せっかくのご依頼でしたので、
真剣に2時間あまり、リンクで舞われる美しい演技の数々を、
拝見いたしました。
★本日の東京新聞朝刊、「こちら特報部」の右ページに、
≪芸術性では「浅田真央勝利」≫という見出しで、
私がお話しました内容と、衣装面でのコメントを加えた記事が、
7段で大きく、掲載されていました。
★最初の文は、
「浅田選手の方が、芸術性が高かった。
金選手は大衆性で観衆の受けも良かったけど、
音楽家からすると『無難だが単調な金』より、
『挑戦してミスした浅田』のポイントが高い」。
★お電話では、浅田さんのすばらしいリズム感についても、話しました。
技を出さずに、氷面を滑走している時の彼女の肩には、
音楽の拍子とピッタリと一致した、小刻みな動きが見られました。
これが、観客を飽きさせず、彼女と一体となって、
「4分間」を楽しませる原動力であると、思います。
演技する浅田真央さんの呼吸と、観客の呼吸とが、一致するのです。
観客も、自分自身が演技しているように思ってくるのです。
これが、芸、あるは芸術、技でしょう。
これは、音楽や舞台芸術でも、同じです。
★キムヨナさんも、素晴らしいですが、
大技と大技との間の滑走で、一瞬、
リズムが消える時が、何回かありました。
次の技の準備のために、途切れてしまうのです。
★音楽、例えば、フーガの例を出しましすと、緊張感を伴うのは、
大技に相当します「主題の提示部」、
これは、第一、第二、第三提示部と、続きます。
その緊張を解きほぐすものとして、提示部と提示部をつなぐ、
エピソード(嬉遊部)が、あります。
★実は、ここの処理が、演奏上、一番難しいのです。
聴いている人を、リラックスさせなければいけないのですが、
演奏者自信が、リラックスしてはいけません。
★最新の注意をもって、聴く人の呼吸を、自分の呼吸と、
一致させるような、テンポとリズムを保ち、
次の大技(提示部)へと、向かっていくのです。
キムヨナさんは、この嬉遊部を
大きな高揚感へと、結び付けることがなく、
平坦な印象を、与えがちです。
★最高得点を獲得した彼女の、次なる課題は、
そこにあると、私は思います。
現状のままを繰り返しますと、すぐに飽きられることでしょう。
★クラシック音楽のコンクールでも、
全く同様なことがいえると、思います。
音楽の場合、コンクール入賞は、単に出発点でしかなく、
その後、どのような音楽を作りたいか、どう燃焼していくか、
本人がコンサートや録音、作品で、一生世に問うていくことが可能ですが、
スポーツの世界は、極めて限られた短い現役期間に、
自分を、表現しなくてはならないうえ、
音楽コンクールと同様、審査員が完全に公正であるとは、
言い切れない面も、あるようですので、
昨日は、美しいものを見た、という感動とともに、
溜め息も、ついたのです。
★クラシック音楽の例えば、ピアノの場合、
ここまで、崇高なレベルに達することができるのかと、
言えるほど偉大な演奏、
例えば、エドウィン・フィッシャー、ヴィルヘルム・ケンプなどの
大芸術家が、若干のミスタッチなど、ものともせず、
自分自身の世界を築き上げた、演奏録音に対し、
日本のCDの解説では、相変わらず、
“現代のピアニストと比べると、テクニックが劣っている”などと、
愚かな孫引きを、繰り返し、貼り付けています。
★戦前、戦後直後のころの録音は、現代のように、
修整に修整を重ねた、お化粧美人のような演奏ではなく、
ほとんど、1回勝負です。
そこで、若干のミスタッチがある、ということは、
“若干のミスタッチしかなかった”ということで、
いかに、恐ろしいほどの“テクニック”で
あったか、という証明でもあるのです。
★これは、浅田真央さんの演技を見て、スケートに全く無知な私が、
体が一瞬ぐらついたから、この人のテクニックは劣る、
と論評するのと全く同じであり、不遜である、と思います。
★上記のような批評や、CD解説を読んだ場合、
まず、それを書いた人の名前を覚え、
以降は、その名前で書かれている著作物は、信用しないのが、
無難で、無視すべきでしょう。
★余談ながら、冬期オリンピック・フィギュアとは、
不思議なご縁が、あります。
4年前のトリノ五輪で、荒川静香さんが感動的な金メダルを、
お取りになり、まだ熱気も冷めやらぬ翌々日の土曜日、
exhibitionで、彼女の優美な“イナバウアー”をもう一度、
披露されました。
日本中が、湧き上がっていました。
その同時刻、NHKFMラジオ「名曲リサイタル」で、私の作品が、
放送されていました。
ギターの斉藤明子さんにより、独奏曲「夏日星」が演奏されました。
★30分を越す大作で、斎藤さんへのインタビューもあり、
とても、いい番組でした。
放送後、親しい皆さんに、お電話で感想をお聞きしましたところ、
半数ほどの方が、「家には、いたのよ・・・」。
きっと、“イナバウアー”に酔いしれていらっしゃたのでしょうね。
次回の五輪フィギュアでは、また、新たな面白い出会いが
あるかもしれません。
楽しみであると同時に、どんな観客を魅了できる才能と
出会えるのか、待ち遠しく思います。
転載終了ー中村洋子先生、ありがとうございました。
2014年02月02日
浅田真央が戦ってきたもの
これはどなたが書いたか不明ですがバンクーバー後、大勢のフィギュアファンが転載に転載を重ねたものです。
転載開始ーはじめに
私がフィギュアスケートを見るようになったのは、リレハンメル五輪のシーズンのグランプリシリーズ、NHK杯からですから、もう17年になろうとしています。その、フィギュア観戦生活の中で、私は今、これまでに味わったことのないような、暗澹たる思いで胸がいっぱいです。バンクーバー五輪の女子シングルの競技を終えて、一夜明けた今、寝るに眠れず、このレポートを書いています。
果たしてそれにどんな意味があるのか。私にもわかりません。ただ、いちフィギュアスケートファンとして、この現状を諦め、口をつぐむには、あまりにも今回の出来事は悲惨すぎる。少しでも多くの人に、現状を知ってほしい。そう思って、このレポートを書くことにしました。
もちろん、主観だらけの内容になってしまうと思います。けれども、理解していただきたいのは、そこにあるのは、フィギュアスケートに対する愛です。誰がなんと言おうと、私はこのフィギュアスケートという競技を愛しているのだと思います。どんなにつらい思いをしても、納得できなくても。
フィギュアファンとして、浅田真央のファンとして、今回の結果がどうにも納得できないと言ったら、ほとんどの人はこう思うでしょう。「ミスをしてしまったのだからしょうがない」「キムヨナは完璧だったのだから」。
敗者は口をつぐむのが、日本では美徳とされています。私はそれを否定するつもりは全くありません。けれどもそれは、フェアに競技が行われた上での結果というのが大前提ではないでしょうか。中には、フェアではなかったとしても、それすらも納得して口をつぐんでしまう人も、日本人には少なくないと思いますが・・・。
はじめに断っておきますが、私は決してキムヨナが嫌いなわけではありません。むしろ、4年前世界フィギュアで彼女の存在を認識した時は、浅田真央という天才にライバルができ、切磋琢磨できる状況になったということを歓迎しました。彼女たちが、これからどのように戦っていくのか、胸を躍らせたほどです。
間違えてほしくないのは、このレポートが「キムヨナ批判」ではないということです。時には、キムヨナ本人を批判するような書き方になってしまうかもしれませんが、私にはそのような意図は全くありません。むしろ、キムヨナもある意味では被害者であるといえると思います。世界最高点をたたき出し、金メダリストとなったキムヨナは、素晴らしい選手だ、天才だ、と思われていることでしょう。ですが、実はフィギュアファンの目から見れば、主観を抜きにしたとしても、稀有な才能の持ち主というには、キムヨナはあまりにも凡庸すぎる。ジャンプにしろ、ステップにしろ、スピンにしろ、スパイラルにしろ、すべての要素において、浅田真央に迫るものですらないのです。ではなぜ、その彼女が「世界最高点」を出すに至ったのか。たゆまない努力のたまものだから、讃えるべきだという人もいるでしょう。しかし実は、その裏には様々な理由があるのです。
あの大舞台にノーミスで滑れたこと。それくらいは讃えてもいいと思われるかもしれません。しかし、です。
前置きが長くなってしまいましたが、私なりに、今回の出来事を分析してみようと思います。潔くないといわれてもかまいません。この腐ったフィギュアスケート界をなんとかしたいと思っている人間は、たくさんいるのです。それを、少しでも多くの人に知ってもらいたいと思います。
2.トリノ五輪後に4年がかりで浅田真央がされてきたこと
•キムヨナがフリーで3回も使うダブルアクセルの基礎点が突如3.3→3.5点にUP。加点をつける基準が難しい3回転と同じなので、簡単なダブルアクセルの前後には工夫ができあっさり毎度トリプルループ以上の点に
•トリプルルッツとトリプルフリップの踏みわけが厳格化され、真央が1試合3回使う得点源であり3回転で一番基礎点の高い技トリプルルッツが不正扱いで使う度平均2,3点も減点。修正しない限り組み込めなくなる
•真央の甘かったシットスピンの認定基準も厳格化。
しかし真央即座に対応し深いシットスピンに
•実はキムヨナも3回転で2番目に基礎点の高いトリプルフリップの不正があった。
ところが何故かキムヨナの不正トリプルフリップだけは見逃され続け驚異の加点
それでも真央が2008年ワールドで優勝してしまう
•その直後、来シーズンから今度は回転不足の厳格化を発表
更にトリプルルッツを跳べないでる浅田に、浅田の得意な3回転半を除いた
3回転5種類を跳んだ場合のボーナスを出す情報が流れる
•予想通り真央のトリプルアクセルとトリプルループ、安藤のトリプルループ、特に二人ともセカンドトリプルループが怖いぐらい全く認められなくなる
•ところがキムヨナの得意なセカンドトリプルトゥループだけは決して回転不足にならず初戦のアメリカ戦でトリプルフリップがまた見逃される。しかしVTRではっきりトリプルフリップの不正が映ってしまい、2戦目からエラーではない「!」の注意がつくも、彼女だけマイナスにならず小さいながら加点がつき続ける。
•真央がトリプルサルコウを克服しルッツもなんとか矯正してくる。対照的にキムヨナはトリプルループが跳べなくなる
真央が文句のつけようのない演技をしてグランプリファイナル優勝
するといつの間にか5種類ボーナスの話しが立ち消えに
•五輪シーズン、8月に韓国でルール改正決定。真央の最大の得意技トリプルフリップも、蹴る足がつま先ではなくブレード全部で蹴ってるからと減点に。
ジャパンオープンで矯正しても不正扱いされ浅田の最後の砦トリプルフリップも減点、しかもいじっていびつになり質が悪化、ついでにトリプルトゥループも減点ジャッジが登場
•2010年度初戦で真央に回転不足4連発判定。内3つは明らかに足りてるループ
5輪シーズン、彼女のループを2回転含め全て潰す意図が明確に
キムヨナはトリプルフリップの不正は再び注意もつかなくなり、フリーではトリプルフリップを跳ばずに世界最高得点更新
いかがでしょうか。
浅田真央は、4年もの長きにわたって、これだけの仕打ちに耐え、乗り越えてきたのです。これだけの、浅田真央に不利でキムヨナに有利なルール改正。浅田真央が、何十年に一度の稀有な才能の持ち主でなければ、ここまで露骨なルール改正はなされなかったかもしれません。これでもか、これでもかと浅田真央をつぶしにかかり、それでもつぶれなかった浅田真央は、本当に頑張ったし、偉いと思います。
3.浅田真央の代わりにプルシェンコが滑ったら・・・ (http://nereidedesign.jugem.jp/?eid=205 より一部転載)
日本の皆さんは、「浅田真央がノーミスなら当然金メダルだったはず・・・」と思っているでしょう。
違います。
浅田真央の代わりにプルシェンコが滑って、4回転ジャンプをかましても、キム・ヨナに勝つのは無理なんです。
だから浅田真央は滑る前の、気持ちの持って行き方に迷いが出たのです。
絶対勝てない、って分かってたから。
キム・ヨナのフリー競技のスコアをご覧ください。
キム・ヨナと浅田真央の他のスコア
男子と同じPCS(*女子は×1.6、男子は×2.0)で計算すると、 キム・ヨナはジャンプが1回少ないにもかかわらず、ライサチェックの得点を超えます。
女子金メダル キム・ヨナ(12要素ジャンプ7回)
FS 168.00点 [TES 78.30(加点 17.40 ) PCS *89.70]
男子金メダル ライサチェック(13要素ジャンプ8回)
FS 167.37点 [TES 84.57(加点9.64) PCS 82.80]
男子銀メダル プルシェンコ(13要素ジャンプ8回)
FS 165.51点 [TES 82.71(加点7.68) PCS 82.80]
女子の身体能力(体力)は、身体組成からみて男子よりも劣るという研究結果があります。(身体組成からみた男女の体力差)
しかし、女子であるキム・ヨナは男子のライサチェックやプルシェンコを超えた。
ちなみに、PCS(Program Components Score)はプログラム全体の演技を5つの観点から評価します。5つの観点は以下の通りです。
スケート技術 (Skating Skills)
要素のつなぎ (Transitions)
実行力/遂行力 (Performance/Execution)
振り付け (Choreography)
曲の解釈 (Interpretation)
女子であるキム・ヨナが男子のプルシェンコやライサチェックよりもダイナミックでパワフルなパフォーマンスをしていましたか?
私はそうは思えません。
では、どうしてそんな差がついたのか?
一言でいうと、 審判のおまけポイント 。
審判の気分次第で10点20点の差ができる仕様になっております。
GOE女子 GOE男子
1位 キム・ヨナ: 17.40 9.64 : ライサチェック
2位 浅田真央 : 8.82 7.68 : プルシェンコ
3位 ロシェット : 4.42 3.20 : 高橋大輔
4位 長洲未来 : 8.50 2.58 : ランビエール
5位 安藤美姫 : 5.30 3.80 : P・チャン
そして当日、韓国人審判とカナダ人審判が入っておりました。
だから
「オリンピックの試合だが、全く緊張しなかった」
などと余裕をぶちかませたのです。
色々な感情がありますが、まずは浅田真央という選手を賞賛するべきでしょう。
スキージャンプよりも酷いルール変更の連続に苦しめられて、それをたった1、2年で修正してきて、「用意された王者」を脅かす所までいったのです。
4.画像比較 バンクーバー五輪SPにおける浅田真央とキムヨナそれぞれの演技
こうやって並べて比較すると、いかにキムヨナが浅田真央に比べて体が硬く、難易度の低いポジションでしか滑れないかがわかります。
ところが、ここでの二人のポイントは、驚くべきことに、全く同じなのです。また、キムヨナはスパイラルの途中で一瞬よろけてしまいますが、そんなこともおかまいなしに加点がついています。
5.さいごに
この四年というもの、フィギュアスケートファンが、どれほどの憤りを抱えてきたか、おそらくフィギュアを五輪でしか見ない人には想像もつかないでしょう。けれど、ここまでのまとめで少しだけでもわかっていただけたでしょうか。 それでも・・・と思われるでしょうか。
私たちが忘れてはならないのは、浅田真央は間違いなく、世界的に見ても何十年に一度の稀有な才能の持ち主であり、キムヨナは凡庸な選手でしかないということです。
凡庸な選手を、何年もかけてさもものすごい選手であるかのように仕立て上げた。五輪という大きな舞台で、世間に文句を言わせないために。
キムヨナの演技というのは、フィギュアをよく知らない人から見れば、パーフェクトで素晴らしいものに見えるかもしれない(点数という後押しもあり)。しかし、フィギュアを少しでも詳しく知る人間から見れば、キムヨナの行っている演技は、五輪10位の選手ともたいして変わらない、平凡なものです。ただ難易度の低いプログラムを、自信たっぷりに滑っているから、素人目には素晴らしく見えるだけなのです。ジャンプ以外の要素・・・ステップ、スピン、スパイラル。すべての要素について、それは言えることです。
では、自信たっぷりに滑れる彼女の精神力を讃えるべきだといわれるかもしれません。ですが、上記にあげたように、キムヨナは様々なものから守られている。採点基準・審判・マスコミ・・・。
バンクーバー五輪フリーにおけるキムヨナの得点はどのようなものか、簡単に言ってしまえば、あのプログラムから、3−3のコンビネーション+3回転を一回、すっぽぬけたとしても優勝してしまえる。そのような異常な高得点なのです。ですが、コアなファンでなければ、そんなことはわかるはずもありません。1回や2回転んでも優勝できると分かっている選手と、世界最高の技をパーフェクトに滑っても優勝できないかもしれない選手が、同じプレッシャーであるわけがありません。
そのような、プレッシャーのない状況ですから、キムヨナがノーミスで滑れるのは、別に驚くべきことではないのです。
フィギュアスケートは、芸術的要素を多分に含んではいますが、スポーツです。それなのに、難易度の低いプログラムをプレッシャーのない状況で滑った選手が勝ち、異常なプレッシャーの中で、それでも大技に果敢に挑戦した選手が負ける・・・。そんなことがあって許されていいのでしょうか?
高得点が出るのはキムヨナのほうが、表現力に優れているからでは?と思われる方は、上にある画像をもう一度見ていただきたい。明らかに、浅田真央のほうが技術だけでなく表現力にも優れていることがよくわかるでしょう。
平凡平凡と何度も書きましたが、それは浅田真央と比べたらの話であって、キムヨナに才能がないわけではありません。トップレベルであることは間違いない。ただ、浅田真央が天才すぎただけです。浅田真央が天才すぎなければ、ここまで念入りに、キムヨナを「世界最高」に仕立て上げる必要もなかったかもしれない・・・とも思います。ある意味、キムヨナも被害者かもしれないというのは、そういうところにあります。
「仕立て上げられた世界王者」この言葉を、私はこれからもずっと忘れないでしょう。そして、浅田真央がこの四年間で何をされてきたか、そしてそれをいかにして乗り越えてきたか。それを、私はできるだけ多くの人に伝えていきたいと思っています。冒頭にも書きましたが、私はフィギュアスケートを愛しているからです。
浅田真央は、間違いなく、もっともっと、世界的に評価されなければいけないスケーターです。私は、浅田真央とキムヨナが甲乙つけがたいと評価されるだけでも我慢がならないのです。
どうか、この思いが、少しでも多くの人に伝わりますように。
そして、フィギュアスケートの現状が少しでもいいから変わりますように。
転載終了ー
転載開始ーはじめに
私がフィギュアスケートを見るようになったのは、リレハンメル五輪のシーズンのグランプリシリーズ、NHK杯からですから、もう17年になろうとしています。その、フィギュア観戦生活の中で、私は今、これまでに味わったことのないような、暗澹たる思いで胸がいっぱいです。バンクーバー五輪の女子シングルの競技を終えて、一夜明けた今、寝るに眠れず、このレポートを書いています。
果たしてそれにどんな意味があるのか。私にもわかりません。ただ、いちフィギュアスケートファンとして、この現状を諦め、口をつぐむには、あまりにも今回の出来事は悲惨すぎる。少しでも多くの人に、現状を知ってほしい。そう思って、このレポートを書くことにしました。
もちろん、主観だらけの内容になってしまうと思います。けれども、理解していただきたいのは、そこにあるのは、フィギュアスケートに対する愛です。誰がなんと言おうと、私はこのフィギュアスケートという競技を愛しているのだと思います。どんなにつらい思いをしても、納得できなくても。
フィギュアファンとして、浅田真央のファンとして、今回の結果がどうにも納得できないと言ったら、ほとんどの人はこう思うでしょう。「ミスをしてしまったのだからしょうがない」「キムヨナは完璧だったのだから」。
敗者は口をつぐむのが、日本では美徳とされています。私はそれを否定するつもりは全くありません。けれどもそれは、フェアに競技が行われた上での結果というのが大前提ではないでしょうか。中には、フェアではなかったとしても、それすらも納得して口をつぐんでしまう人も、日本人には少なくないと思いますが・・・。
はじめに断っておきますが、私は決してキムヨナが嫌いなわけではありません。むしろ、4年前世界フィギュアで彼女の存在を認識した時は、浅田真央という天才にライバルができ、切磋琢磨できる状況になったということを歓迎しました。彼女たちが、これからどのように戦っていくのか、胸を躍らせたほどです。
間違えてほしくないのは、このレポートが「キムヨナ批判」ではないということです。時には、キムヨナ本人を批判するような書き方になってしまうかもしれませんが、私にはそのような意図は全くありません。むしろ、キムヨナもある意味では被害者であるといえると思います。世界最高点をたたき出し、金メダリストとなったキムヨナは、素晴らしい選手だ、天才だ、と思われていることでしょう。ですが、実はフィギュアファンの目から見れば、主観を抜きにしたとしても、稀有な才能の持ち主というには、キムヨナはあまりにも凡庸すぎる。ジャンプにしろ、ステップにしろ、スピンにしろ、スパイラルにしろ、すべての要素において、浅田真央に迫るものですらないのです。ではなぜ、その彼女が「世界最高点」を出すに至ったのか。たゆまない努力のたまものだから、讃えるべきだという人もいるでしょう。しかし実は、その裏には様々な理由があるのです。
あの大舞台にノーミスで滑れたこと。それくらいは讃えてもいいと思われるかもしれません。しかし、です。
前置きが長くなってしまいましたが、私なりに、今回の出来事を分析してみようと思います。潔くないといわれてもかまいません。この腐ったフィギュアスケート界をなんとかしたいと思っている人間は、たくさんいるのです。それを、少しでも多くの人に知ってもらいたいと思います。
2.トリノ五輪後に4年がかりで浅田真央がされてきたこと
•キムヨナがフリーで3回も使うダブルアクセルの基礎点が突如3.3→3.5点にUP。加点をつける基準が難しい3回転と同じなので、簡単なダブルアクセルの前後には工夫ができあっさり毎度トリプルループ以上の点に
•トリプルルッツとトリプルフリップの踏みわけが厳格化され、真央が1試合3回使う得点源であり3回転で一番基礎点の高い技トリプルルッツが不正扱いで使う度平均2,3点も減点。修正しない限り組み込めなくなる
•真央の甘かったシットスピンの認定基準も厳格化。
しかし真央即座に対応し深いシットスピンに
•実はキムヨナも3回転で2番目に基礎点の高いトリプルフリップの不正があった。
ところが何故かキムヨナの不正トリプルフリップだけは見逃され続け驚異の加点
それでも真央が2008年ワールドで優勝してしまう
•その直後、来シーズンから今度は回転不足の厳格化を発表
更にトリプルルッツを跳べないでる浅田に、浅田の得意な3回転半を除いた
3回転5種類を跳んだ場合のボーナスを出す情報が流れる
•予想通り真央のトリプルアクセルとトリプルループ、安藤のトリプルループ、特に二人ともセカンドトリプルループが怖いぐらい全く認められなくなる
•ところがキムヨナの得意なセカンドトリプルトゥループだけは決して回転不足にならず初戦のアメリカ戦でトリプルフリップがまた見逃される。しかしVTRではっきりトリプルフリップの不正が映ってしまい、2戦目からエラーではない「!」の注意がつくも、彼女だけマイナスにならず小さいながら加点がつき続ける。
•真央がトリプルサルコウを克服しルッツもなんとか矯正してくる。対照的にキムヨナはトリプルループが跳べなくなる
真央が文句のつけようのない演技をしてグランプリファイナル優勝
するといつの間にか5種類ボーナスの話しが立ち消えに
•五輪シーズン、8月に韓国でルール改正決定。真央の最大の得意技トリプルフリップも、蹴る足がつま先ではなくブレード全部で蹴ってるからと減点に。
ジャパンオープンで矯正しても不正扱いされ浅田の最後の砦トリプルフリップも減点、しかもいじっていびつになり質が悪化、ついでにトリプルトゥループも減点ジャッジが登場
•2010年度初戦で真央に回転不足4連発判定。内3つは明らかに足りてるループ
5輪シーズン、彼女のループを2回転含め全て潰す意図が明確に
キムヨナはトリプルフリップの不正は再び注意もつかなくなり、フリーではトリプルフリップを跳ばずに世界最高得点更新
いかがでしょうか。
浅田真央は、4年もの長きにわたって、これだけの仕打ちに耐え、乗り越えてきたのです。これだけの、浅田真央に不利でキムヨナに有利なルール改正。浅田真央が、何十年に一度の稀有な才能の持ち主でなければ、ここまで露骨なルール改正はなされなかったかもしれません。これでもか、これでもかと浅田真央をつぶしにかかり、それでもつぶれなかった浅田真央は、本当に頑張ったし、偉いと思います。
3.浅田真央の代わりにプルシェンコが滑ったら・・・ (http://nereidedesign.jugem.jp/?eid=205 より一部転載)
日本の皆さんは、「浅田真央がノーミスなら当然金メダルだったはず・・・」と思っているでしょう。
違います。
浅田真央の代わりにプルシェンコが滑って、4回転ジャンプをかましても、キム・ヨナに勝つのは無理なんです。
だから浅田真央は滑る前の、気持ちの持って行き方に迷いが出たのです。
絶対勝てない、って分かってたから。
キム・ヨナのフリー競技のスコアをご覧ください。
キム・ヨナと浅田真央の他のスコア
男子と同じPCS(*女子は×1.6、男子は×2.0)で計算すると、 キム・ヨナはジャンプが1回少ないにもかかわらず、ライサチェックの得点を超えます。
女子金メダル キム・ヨナ(12要素ジャンプ7回)
FS 168.00点 [TES 78.30(加点 17.40 ) PCS *89.70]
男子金メダル ライサチェック(13要素ジャンプ8回)
FS 167.37点 [TES 84.57(加点9.64) PCS 82.80]
男子銀メダル プルシェンコ(13要素ジャンプ8回)
FS 165.51点 [TES 82.71(加点7.68) PCS 82.80]
女子の身体能力(体力)は、身体組成からみて男子よりも劣るという研究結果があります。(身体組成からみた男女の体力差)
しかし、女子であるキム・ヨナは男子のライサチェックやプルシェンコを超えた。
ちなみに、PCS(Program Components Score)はプログラム全体の演技を5つの観点から評価します。5つの観点は以下の通りです。
スケート技術 (Skating Skills)
要素のつなぎ (Transitions)
実行力/遂行力 (Performance/Execution)
振り付け (Choreography)
曲の解釈 (Interpretation)
女子であるキム・ヨナが男子のプルシェンコやライサチェックよりもダイナミックでパワフルなパフォーマンスをしていましたか?
私はそうは思えません。
では、どうしてそんな差がついたのか?
一言でいうと、 審判のおまけポイント 。
審判の気分次第で10点20点の差ができる仕様になっております。
GOE女子 GOE男子
1位 キム・ヨナ: 17.40 9.64 : ライサチェック
2位 浅田真央 : 8.82 7.68 : プルシェンコ
3位 ロシェット : 4.42 3.20 : 高橋大輔
4位 長洲未来 : 8.50 2.58 : ランビエール
5位 安藤美姫 : 5.30 3.80 : P・チャン
そして当日、韓国人審判とカナダ人審判が入っておりました。
だから
「オリンピックの試合だが、全く緊張しなかった」
などと余裕をぶちかませたのです。
色々な感情がありますが、まずは浅田真央という選手を賞賛するべきでしょう。
スキージャンプよりも酷いルール変更の連続に苦しめられて、それをたった1、2年で修正してきて、「用意された王者」を脅かす所までいったのです。
4.画像比較 バンクーバー五輪SPにおける浅田真央とキムヨナそれぞれの演技
こうやって並べて比較すると、いかにキムヨナが浅田真央に比べて体が硬く、難易度の低いポジションでしか滑れないかがわかります。
ところが、ここでの二人のポイントは、驚くべきことに、全く同じなのです。また、キムヨナはスパイラルの途中で一瞬よろけてしまいますが、そんなこともおかまいなしに加点がついています。
5.さいごに
この四年というもの、フィギュアスケートファンが、どれほどの憤りを抱えてきたか、おそらくフィギュアを五輪でしか見ない人には想像もつかないでしょう。けれど、ここまでのまとめで少しだけでもわかっていただけたでしょうか。 それでも・・・と思われるでしょうか。
私たちが忘れてはならないのは、浅田真央は間違いなく、世界的に見ても何十年に一度の稀有な才能の持ち主であり、キムヨナは凡庸な選手でしかないということです。
凡庸な選手を、何年もかけてさもものすごい選手であるかのように仕立て上げた。五輪という大きな舞台で、世間に文句を言わせないために。
キムヨナの演技というのは、フィギュアをよく知らない人から見れば、パーフェクトで素晴らしいものに見えるかもしれない(点数という後押しもあり)。しかし、フィギュアを少しでも詳しく知る人間から見れば、キムヨナの行っている演技は、五輪10位の選手ともたいして変わらない、平凡なものです。ただ難易度の低いプログラムを、自信たっぷりに滑っているから、素人目には素晴らしく見えるだけなのです。ジャンプ以外の要素・・・ステップ、スピン、スパイラル。すべての要素について、それは言えることです。
では、自信たっぷりに滑れる彼女の精神力を讃えるべきだといわれるかもしれません。ですが、上記にあげたように、キムヨナは様々なものから守られている。採点基準・審判・マスコミ・・・。
バンクーバー五輪フリーにおけるキムヨナの得点はどのようなものか、簡単に言ってしまえば、あのプログラムから、3−3のコンビネーション+3回転を一回、すっぽぬけたとしても優勝してしまえる。そのような異常な高得点なのです。ですが、コアなファンでなければ、そんなことはわかるはずもありません。1回や2回転んでも優勝できると分かっている選手と、世界最高の技をパーフェクトに滑っても優勝できないかもしれない選手が、同じプレッシャーであるわけがありません。
そのような、プレッシャーのない状況ですから、キムヨナがノーミスで滑れるのは、別に驚くべきことではないのです。
フィギュアスケートは、芸術的要素を多分に含んではいますが、スポーツです。それなのに、難易度の低いプログラムをプレッシャーのない状況で滑った選手が勝ち、異常なプレッシャーの中で、それでも大技に果敢に挑戦した選手が負ける・・・。そんなことがあって許されていいのでしょうか?
高得点が出るのはキムヨナのほうが、表現力に優れているからでは?と思われる方は、上にある画像をもう一度見ていただきたい。明らかに、浅田真央のほうが技術だけでなく表現力にも優れていることがよくわかるでしょう。
平凡平凡と何度も書きましたが、それは浅田真央と比べたらの話であって、キムヨナに才能がないわけではありません。トップレベルであることは間違いない。ただ、浅田真央が天才すぎただけです。浅田真央が天才すぎなければ、ここまで念入りに、キムヨナを「世界最高」に仕立て上げる必要もなかったかもしれない・・・とも思います。ある意味、キムヨナも被害者かもしれないというのは、そういうところにあります。
「仕立て上げられた世界王者」この言葉を、私はこれからもずっと忘れないでしょう。そして、浅田真央がこの四年間で何をされてきたか、そしてそれをいかにして乗り越えてきたか。それを、私はできるだけ多くの人に伝えていきたいと思っています。冒頭にも書きましたが、私はフィギュアスケートを愛しているからです。
浅田真央は、間違いなく、もっともっと、世界的に評価されなければいけないスケーターです。私は、浅田真央とキムヨナが甲乙つけがたいと評価されるだけでも我慢がならないのです。
どうか、この思いが、少しでも多くの人に伝わりますように。
そして、フィギュアスケートの現状が少しでもいいから変わりますように。
転載終了ー
2014年02月01日
フィギュアスケートを死なせたくない
皆さんお久し振りです。
突然のブログ再開ですがしばらくフィギュアスケートの話題になります。
忙しいのでコメントのレスはお休みします。
「フィギュアスケートを死なせたくない2」より転載します。
「キムヨナみたい」と言われるのは屈辱的……http://usagiban.blog130.fc2.com/blog-entry-189.html
グランジュテがうまくできません。。。
地上では180度開脚するのに、空中では開ききらず……
真央ちゃんのアジエンスのポスターのようにふわっと飛べたらなあ……
フィギュアの選手達は美しいバレエジャンプを見せてくれますよね。
左:太田由希奈さん、右:女兄(笑)ロシェット選手
↑太田由希奈さんは指先まで美しい……!!
↓サーシャ・コーエン選手……180度以上、世界一美しいバレエジャンプ!!
そして……
五輪女王の妙技……↓↓↓
トライアングルバレエジャンプ
「Don't Stop The Music」でコーエンが行ったバレエジャンプを世界一の技術でアレンジ。
下半身のシルエットが二等辺三角形になるという幾何的な美しさがある。 ↑などと揶揄されていますが……。
ジャンプは低いわ、足は開かないわ、軸は傾いているわ……
これはバレエジャンプの枠に入らないですよね……
私のグランジュテも「ヨナみたい」と言われると、さすがにショックです- -||| そこまでひどい?
しかし、このレベルで良く世界一のコーエン選手のプロをパクり、同じバレエジャンプをやってみせたものです。
⇒・キムヨナパクリ疑惑・コーエン編
しかも、五輪シーズンに。
パクリは誰の目にも明らか……しかも、コーエンが素晴らしすぎるから、余計に技術・芸術性の未熟さが目立つと言うのに。
さすがに心臓は五輪級。
周りのお取り巻きから、「素晴らしい」「美しい」と言われ続けていると、あのように自信だけが肥大してしまうものなのか。
やはり不評だったのか、「タイスの瞑想曲」に変更したものの、他一流選手のEXに比べると……。
↑上が荒川静香さんで、下が安藤美姫選手か?
一流の選手は皆、本当に美しいバレエジャンプができますよね。
できないのは五輪女王くらいでは……。
この美しいバレエジャンプも競技の中で見られれば良いのですが、直接的にポイントに結びつかないせいか、なかなか見られません。
こういう技術とか芸術性とか、フィギュアは重く見ないのですね。
今後、ルールが改正されて、得点がもらえるように……ならないですよね。
なんと言っても、五輪女王が出来ませんから……。
--------------------------------------------------------------------------------
ついでに、どうしても気になっているイーグルを。
バレエの足のポジションで言えば2番に近いですが……。
膝とつま先が完全に外向き
皆さん、美しいイーグルです!!!
それでは、1人だけ並外れた評価をもらった五輪女王の妙技を……↓↓↓
ヨナイーグル
ファーストロングジャンプの助走。
他のスプレッドイーグルが左右のエッジの軌跡が重なるのに対し、彼女のものは驚くほど重ならない。
アシンメトリーの美学をイーグルで表現した。
↑などと揶揄されていますが……。
ひどい……!! これはひどすぎる!!
足が開いていない、膝が曲がっている、がにまた。
しかも、お腹が出て、お尻が後ろに突き出ている。
このキムヨナ選手の演技を「美しい」と思う人がいても良いですが、
「バレエ的」とか「芸術的」とかいうのは絶対にやめて欲しいですよね。
ありえないです、こんなの。
私の先生なら、お尻を触ります。(変な意味ではなくて)
チームヨナには高名なバレエの先生も加えたらしいですが、矯正し切れなかったのでしょうね。
というか、このレベルで一流の先生に指導を頼むのって大変失礼……。
ピラティスなんかもやっているらしいですが、ピラティスでもヨガでも基本の立ち姿勢は一緒。
こんな風に骨盤を前傾にして、出っ尻はありえないです。
きっと今まで基礎もなく、好き勝手に重心を取って滑ってきたので、きちんと直すと逆にバランスが崩れて滑れなくなるのでは?
だから、腰にも負担がかかるのかも。
横から見ると、さらに良く分かります。
骨盤が前傾して、お尻が突き出しています。
ひどいへっぴり腰です。
バレエでもピラティスでも、立った時にまず一番に注意されると思いますけどね。
ジャンプは出来るかもしれないけれど、この程度の基礎の基礎もないような選手が「優雅」とか「芸術的」とか言われるのは信じられないことです……。
転載終わり(ブログ主様ありがとうございました)
青字の部分、補足説明します。
この部分はある動画とリンクしてました。
バンクーバーオリンピックシーズンの女王のEXはサーシャ・コーエン選手のパクリでした。
ほとんど丸パクリと言っていい程で、コーエンの劣化版といった感じ。
コーエンはオリンピックに出ないからばれないとでも思っていたのでしょうか?
しかし2人の演技の同時再生が動画サイトにアップされてから
オリンピックにギリギリ合わせる様にEXが変更されました。
その動画とリンクしてあったわけです。
もちろんその動画は削除されました。
あちらさんは削除するのがお得意ですものね。
真央ちゃんの動画に低評価をつけたり忙しい事で…
イーグルは本当に美しくて、フィギュアを見る時の楽しみの一つです。
女王の上の写真、下の左2枚は長洲未来ちゃんですね。
彼女のイーグルはホント凄い。滅茶苦茶綺麗です。
イーグルは男子では小塚崇彦選手が綺麗ですね。
皆さんフィギュアを見る時に気にして見てみて下さいね〜^^
突然のブログ再開ですがしばらくフィギュアスケートの話題になります。
忙しいのでコメントのレスはお休みします。
「フィギュアスケートを死なせたくない2」より転載します。
「キムヨナみたい」と言われるのは屈辱的……http://usagiban.blog130.fc2.com/blog-entry-189.html
グランジュテがうまくできません。。。
地上では180度開脚するのに、空中では開ききらず……
真央ちゃんのアジエンスのポスターのようにふわっと飛べたらなあ……
フィギュアの選手達は美しいバレエジャンプを見せてくれますよね。
左:太田由希奈さん、右:女兄(笑)ロシェット選手
↑太田由希奈さんは指先まで美しい……!!
↓サーシャ・コーエン選手……180度以上、世界一美しいバレエジャンプ!!
そして……
五輪女王の妙技……↓↓↓
トライアングルバレエジャンプ
「Don't Stop The Music」でコーエンが行ったバレエジャンプを世界一の技術でアレンジ。
下半身のシルエットが二等辺三角形になるという幾何的な美しさがある。 ↑などと揶揄されていますが……。
ジャンプは低いわ、足は開かないわ、軸は傾いているわ……
これはバレエジャンプの枠に入らないですよね……
私のグランジュテも「ヨナみたい」と言われると、さすがにショックです- -||| そこまでひどい?
しかし、このレベルで良く世界一のコーエン選手のプロをパクり、同じバレエジャンプをやってみせたものです。
⇒・キムヨナパクリ疑惑・コーエン編
しかも、五輪シーズンに。
パクリは誰の目にも明らか……しかも、コーエンが素晴らしすぎるから、余計に技術・芸術性の未熟さが目立つと言うのに。
さすがに心臓は五輪級。
周りのお取り巻きから、「素晴らしい」「美しい」と言われ続けていると、あのように自信だけが肥大してしまうものなのか。
やはり不評だったのか、「タイスの瞑想曲」に変更したものの、他一流選手のEXに比べると……。
↑上が荒川静香さんで、下が安藤美姫選手か?
一流の選手は皆、本当に美しいバレエジャンプができますよね。
できないのは五輪女王くらいでは……。
この美しいバレエジャンプも競技の中で見られれば良いのですが、直接的にポイントに結びつかないせいか、なかなか見られません。
こういう技術とか芸術性とか、フィギュアは重く見ないのですね。
今後、ルールが改正されて、得点がもらえるように……ならないですよね。
なんと言っても、五輪女王が出来ませんから……。
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ついでに、どうしても気になっているイーグルを。
バレエの足のポジションで言えば2番に近いですが……。
膝とつま先が完全に外向き
皆さん、美しいイーグルです!!!
それでは、1人だけ並外れた評価をもらった五輪女王の妙技を……↓↓↓
ヨナイーグル
ファーストロングジャンプの助走。
他のスプレッドイーグルが左右のエッジの軌跡が重なるのに対し、彼女のものは驚くほど重ならない。
アシンメトリーの美学をイーグルで表現した。
↑などと揶揄されていますが……。
ひどい……!! これはひどすぎる!!
足が開いていない、膝が曲がっている、がにまた。
しかも、お腹が出て、お尻が後ろに突き出ている。
このキムヨナ選手の演技を「美しい」と思う人がいても良いですが、
「バレエ的」とか「芸術的」とかいうのは絶対にやめて欲しいですよね。
ありえないです、こんなの。
私の先生なら、お尻を触ります。(変な意味ではなくて)
チームヨナには高名なバレエの先生も加えたらしいですが、矯正し切れなかったのでしょうね。
というか、このレベルで一流の先生に指導を頼むのって大変失礼……。
ピラティスなんかもやっているらしいですが、ピラティスでもヨガでも基本の立ち姿勢は一緒。
こんな風に骨盤を前傾にして、出っ尻はありえないです。
きっと今まで基礎もなく、好き勝手に重心を取って滑ってきたので、きちんと直すと逆にバランスが崩れて滑れなくなるのでは?
だから、腰にも負担がかかるのかも。
横から見ると、さらに良く分かります。
骨盤が前傾して、お尻が突き出しています。
ひどいへっぴり腰です。
バレエでもピラティスでも、立った時にまず一番に注意されると思いますけどね。
ジャンプは出来るかもしれないけれど、この程度の基礎の基礎もないような選手が「優雅」とか「芸術的」とか言われるのは信じられないことです……。
転載終わり(ブログ主様ありがとうございました)
青字の部分、補足説明します。
この部分はある動画とリンクしてました。
バンクーバーオリンピックシーズンの女王のEXはサーシャ・コーエン選手のパクリでした。
ほとんど丸パクリと言っていい程で、コーエンの劣化版といった感じ。
コーエンはオリンピックに出ないからばれないとでも思っていたのでしょうか?
しかし2人の演技の同時再生が動画サイトにアップされてから
オリンピックにギリギリ合わせる様にEXが変更されました。
その動画とリンクしてあったわけです。
もちろんその動画は削除されました。
あちらさんは削除するのがお得意ですものね。
真央ちゃんの動画に低評価をつけたり忙しい事で…
イーグルは本当に美しくて、フィギュアを見る時の楽しみの一つです。
女王の上の写真、下の左2枚は長洲未来ちゃんですね。
彼女のイーグルはホント凄い。滅茶苦茶綺麗です。
イーグルは男子では小塚崇彦選手が綺麗ですね。
皆さんフィギュアを見る時に気にして見てみて下さいね〜^^